新人教育に職長教育・フルハーネス教育を導入

新人教育に職長教育・フルハーネス教育を導入
より現場で活躍できる人材へ

夢真では、現場で即戦力になる人材育成のため、新人教育を常に向上させてきました。
この度「現場ですぐに活躍してくれる人材がほしい」というニーズに応えるため、
入社時に実施される新人教育の中に、職長教育・フルハーネス教育を導入しました。

Education
充実の講師陣による研修

現場の安全を守るための大切な教育

職長教育とフルハーネス教育は、どちらも現場の安全を守るための大切な教育です。
夢真では、入社時の早期段階でこれらの教育を『新人教育(入社時研修)』の中に導入し実施しています。

職長教育※1

職長教育とは、安全衛生法第60条の定めにより、現場において新たに職長として就任する人に対して実施が義務付けられている特別教育です。
このカリキュラムを立ち上げることになった大きなきっかけは、営業担当者から研修担当者へ「より多くの技術社員が、現場で必要とされる指揮監督者としての指導力や対応力が身につけられるように、入社時研修で職長教育を実施してほしい」という熱い要望が寄せられたことです。"未経験からでも必要な知識を得た状態で現場に挑めるように"という思いから始まりました。

フルハーネス教育※2

フルハーネス教育とは、フルハーネス型安全帯(墜落制止用器具)に関する特別教育です。
導入した背景には、法改正があります。労働安全衛生法の改正により作業床のない2メートル以上の高所で作業を行う場合は、胴ベルト型安全帯使用が一部不可になり、代わりに新規格に則ったフルハーネスの着用が義務化されました。そこで、フルハーネスを装着するには特別教育の受講が必須であるため、夢真では法改正が施行される時期(2022年1月1日猶予期間終了)に合わせて、入社時に対象者全員が100%受講できるよう導入を開始しました。
職長教育と同様に「現場で必要とされる教育を実施してほしい」という営業担当者から寄せられた声も、フルハーネス教育の導入に至った大きなきっかけの一つです。

※1‥職長・安全衛生責任者特別教育の略称。
※2‥墜落制止用器具のうちフルハーネス型のものを用いて行う作業の業務に係る特別教育(フルハーネス型安全帯使用作業特別教育)の略称。

Voice

職長教育・フルハーネス教育を受けた新人技術社員の声

施工管理として夢真に入社し、職長教育・フルハーネス教育を受講している又は受講修了した技術社員の様々な声をまとめてご紹介します。

職長教育について

  • 現場での安全行動の重要性や注意する点がわかった。
  • 作業員の管理、スケジュールの組み立て、事故を防ぐための打合せ等、施工管理には沢山の仕事があり責任も感じられる職種だと知ることができた。
  • 現場で役立つ知識や用語、ルール、注意点などを1週間で学べて充実していた。
  • 現場関係者、近隣住民、全ての人が安心して生活できるように安全第一で仕事に取り組もうと思った。
  • これから現場に出て、経験を積んで自分の知識にしていきたい。

フルハーネス教育について

  • 安全帯には適切な使用方法があり、用途に応じて使い分ける重要性を感じた。
  • 使い方、種類、整備方法、関連器具、労災など多くのことを学んだ。もっと理解していきたい。
  • 現場で一緒に働く人の安全の為にも、正しい使い方や点検等をしっかり行っていきたい。
  • 座学の後に実技の講習があったので理解が深まった。
  • 実際に装着してみると動きづらさに衝撃を受けたが、現場感が体験できたので良かった。

教育全体について

  • 講師の方がポイントをしっかりと解説してくれた。
  • 先輩社員(講師)の実体験が聞けてとても参考になった。現場で活かしていけそう。
  • 知識がない私たちにも伝わるように教えてもらえた。
  • 講義の途中や終了時にたくさんの質問に答えてもらえた。
  • 建設業に限らず重要なこと(報連相について等)も学べて良かった。
  • グループワークを交えることで周りの意見を聞くことができて、理解しやすかった。

以上、様々な声がありました。

このように技術社員から多くの声があるのは、夢真の研修体制が充実している証拠と言えます。

Assignment

持っているとさらに希望に沿った有利な配属が可能に

昨今、建設業界の現場から「すでに教育を終了している人材がほしい」「事前に研修で教育を修了している人材は、相応の知識があるので安心できる」というニーズが拡大しています。

夢真では、現場で必要となる教育を受講でき、教育修了時に修了証を発行しています。そのため、現場に向けて確実な証明ができるのです。又、たとえ新人ではなくても、全社員が取得できる体制を築いています。

職長教育とフルハーネス教育を修了しておくことで、建設業界から求められる存在になり、現場への配属もスピーディ且つスムーズに決定に繋がります。

Training
夢真だから確実に取得できる

夢真だから確実に取得できる

1.入社時に必ず100%取得できる!

入社時に必ず100%取得できる!
職長教育

入社時研修で、従来規定(14時間2日間)の教育を、夢真では14時間以上、5日間かけて充分に行っています。 受講時間でいうと、2日間ほどで実施すれば14時間の研修は終了しますが、それでは"ただ14時間、話を聞くだけ"となってしまいます。夢真では5日間かけて、未経験でもわかりやすい内容と理解しやすさを重視した教育を実施しています。

フルハーネス教育

職長教育と同様、入社後に必ず実施しています。 建設業労働災害防止協会が考案している座学と実技の研修を行っており、夢真の研修センターに設置されている模擬現場にて実際にフルハーネスを装備して実技の研修を実施しています。座学と実技、どちらも同じ場所で教育を受けることが可能です。

夢真では、
『ただ100%実施するだけではなく、受講者全員が100%理解できる教育』を掲げて研修を実施しています。

2.本社以外に研修センターを設置

現在、東京都江東区潮見に研修センターの施設があります。 建物は3階建てになっており、1階は模擬現場を用いた実技用のスペース、2階は座学用の教室が3部屋あり、最上階の3階はCAD研修室が2部屋と執務室となっています。

主な研修内容
  • 職長教育
  • フルハーネス教育
  • 測量研修
  • 工事写真の撮影研修
  • CAD研修
  • Excel研修
  • ヒューマンスキル、ビジネスマナー研修
  • その他、建設現場で必要となる知識や安全管理に関する研修
  • など...

CAD(図面)研修では、実際の研修センターの図面と現物を照らし合わせ、よりリアルに建設現場を体感できることが、夢真が提供する研修センターの大きな魅力の一つです。

夢真はこれからも、研修環境や内容を強化し"より現場で活躍できる人材へ"成長の手助けができるよう目指していきます。

3.模擬現場の実現

研修センター設立前は、夢真本社※1の研修室と社外の貸し会議室などで研修を行っていました。 その中で、「(当時の)研修室では建設現場がうまくイメージできない」や「リアルな現場体験ができる方が理解もしやすくなるので、建設現場を模した環境がほしい」など、建設現場をより忠実に再現した環境『模擬現場』を必要とする声が強まり、実現に向けて動き出したのが始まりです。

<"模擬現場"実現までの流れ>
  • 2018年
    現場に近い環境づくりの実現思考が集まり社内で必要とする声が広がる
  • 2019年
    TRC※2に研修センター『夢トレ』を設置し研修がスタート
    模擬現場の実現に向け計画が始動
  • 2021年
    模擬現場の完成形が実現した
    TRCから潮見へ研修センター『夢トレ』を移設・環境強化し再スタート
    同時に、当時本社にあったCAD研修室を研修センターへ移し、施工管理とCADの研修一括化も実現
  • 現在の研修センターである実技研修施設
    "模擬現場"の誕生

模擬現場の実現には、実際に建設現場で活躍している技術社員からも意見を集め、必要とされる設備や道具、環境づくりを突き詰めていきました。
その熱意が現在の研修センターの形に繋がっています。
模擬現場には、夢真に在籍するたくさんの人々の想いが込められているのです。

4.リアルな現場体験が可能に

リアルな現場体験が可能に

夢真では、よりリアルな現場体験を可能にしています。
実際に現場で使用されている設備や道具を用意し、建設現場を再現しています。

施設設備ポイント
  • 鉄筋コンクリート工事用の鉄筋を使用し、組み立て配筋された模型設置
  • フルハーネスの実技が実施できるよう、簡易で足場を組み上げている
  • 現場朝礼時に使用する安全看板を、実際に建設現場で利用している資材で設置  など...
工具機材ポイント
  • 建設現場で職人が常備し使用している工具
  • 建設現場で測量をするための機器
  • 建設現場で工事写真を撮るためのデジタルカメラ  など...

5.現場経験者による実技講習

現場経験者による実技講習

研修センターには現在、7名の研修担当講師が在籍しています。
講師の全員が施工管理として夢真に入社し、建設現場を経験した後に研修課に配属となり、現在に至ります。そのため、講師自身の実体験をもとに様々なアドバイスを随所に加えながら、濃い内容で充実した研修を実施しています。

現場経験者による実技講習はとても貴重です。研修を受講する技術社員一人ひとりにしっかりと寄り添いながら、模擬現場を利用し実技講習を実施しています。

6.安心のサポート体制

eラーニング

夢真では、特別教育に関する研修内容をeラーニングにて配信しています。
現在の研修体制以前に入社した社員でも特別教育が受講できるよう導入しました。

※フルハーネス教育は座学・実技が必須となっており、研修センターへの研修参加をお願いしています。

研修専用チャットのトークルーム

配属された現場で何か困った時に相談する窓口の一つです。
初めての現場に対する不安や、仕事内容に対する疑問等を解決できるよう設置しています。

一人ひとりへフォローサポート

入社時に研修を実施したら完結というわけではなく、その後も質問受付や研修を受講することが可能です。現場に配属中であっても要望次第で日程を調整し、CAD研修室の貸し出しや質問受付を行い勉強できる場を積極的に解放しています。

同様に、研修課だけではなくエンジニアフォロー企画推進部でも技術社員一人ひとりに寄り添った手厚いサポートをしています。
このように、徹底したフォロー体制は夢真の魅力の一つです。

Summary

まとめ

夢真では、職長教育・フルハーネス教育をただ実施するだけではありません。
未経験者でも学びやすく、取得後は現場で活用していけるよう"100%の理解"を目指して実施しています。

"ただ教育を受けた"ではなく、しっかりと知識を身につけた状態で働けることを心がけて教育をしています。そのために、模擬現場の環境や徹底した研修内容、現場経験のある頼もしい講師陣がいるのです。

夢真は、建設業界・社員からのニーズに真剣に向き合い、"より現場で活躍できる人材"を目指して人材育成に力を注いでいます。

「成長」を知る