建設業界で働くのに性別や年齢、経験の有無は関係ない
未経験で建設業界に飛び込んだとき、期待と裏腹に不安もありました。建設業界は男社会で、作業員さんは怖い人が多いと思っていたんです。
だから、朝礼の司会で大声を出すとき、最初は作業員さんが話を聞いてくれるか不安で、とても緊張しました。でも、「ちゃんと聞いてるよ」と声をかけてくれる人も多く、頑張ろうと思えました。
入社したばかりの頃に思っていたネガティブなイメージは、すぐに払拭されました。建設業界でも女性はどんどん増えていますし、女性目線の意見を求められることもたくさんあります。
未経験でも、若くても、女性の意見がよく通るし、それを汲んでくれる方も多い。私みたいな未経験の女性でも、建設業界で活躍できているし、毎日本当に楽しく働けています。
信頼を得て、周囲となじんでいくことで、知識と成長は後からついてくる
仕事をする上では、レスポンスを早くすることを大事にしています。これを怠ると、作業員さんたちからの信用を失ってしまいかねません。反対に、レスポンスが早ければ、信頼されて任されることも増えていきます。
また、私のような未経験者は、分からないことをどう解消していくか考えることが大切です。私は、人に聞くのが近道だと思っていて、そのために普段から作業員さんや先輩方など、とにかくいろんな人と話をしています。
話をすると、頑張りを認めてもらえて、向こうから教えてもらえる機会が増えます。そうやって周囲となじんでいくことで、自然と知識がつき、成長していけるんです。
夢真に入って、自分の世界が広がった
夢真に入って良かったと感じたのは、自分の世界が広がったこと。
出身地も経歴もさまざまな、たくさんの人たちがいる中で、普段関わることのない年齢層の方のお話を聞けるのが面白いんです。話をすることで知識が増えて、新しい世界も開けて、自分自身にとてもプラスになっています。
作業員さんたちは、優しく世話好きな人が多く、助けてくれます。元気よくあいさつするところから始めれば、物事は良い方向に進んでいくはずです。